洗濯が終わって衣類を取り出したとき、「白いシャツがピンク色になった」「ほかの衣類の色が移ってしまった」と困ることがあります。
洗濯による色移りは、色の濃い衣類から出た染料が、ほかの衣類に付着することで起こります。気付いた直後であれば、乾かす前に洗い直すことで目立ちにくくなる場合があります。
この記事では、洗濯で色移りしたときに最初にすること、白い衣類と色柄物の対処法、色移りを防ぐコツを分かりやすく解説します。
色移りした衣類は、乾燥機やアイロンを使用する前に対処してください。塩素系漂白剤と酸素系漂白剤、酸性タイプの洗剤など、異なる製品を混ぜるのは危険です。必ず衣類の洗濯表示と製品の説明書を確認してください。

洗濯で色移りしたときに最初にすること
色移りに気付いたら、まず洗濯物を乾かさず、色が出た衣類と色移りした衣類を分けましょう。
乾燥機やアイロンで熱を加えると、付着した染料が繊維に定着し、落としにくくなる可能性があります。自然乾燥も避け、衣類がぬれているうちに洗濯表示を確認してください。
- 色が出た衣類と色移りした衣類を分ける
- 乾燥機やアイロンを使用しない
- 衣類の洗濯表示を確認する
- 衣類に適した方法で早めに洗い直す
強くこすったり、確認せずに漂白剤へ長時間つけたりすると、生地の傷みや変色につながることがあります。落ちにくい場合でも、無理な処置は避けてください。
洗濯で色移りする主な原因
洗濯中は、水流や洗剤の働きによって衣類から染料が出ることがあります。その染料が水の中を移動し、白い衣類や色の薄い衣類に付着すると色移りが起こります。
色の濃い衣類を一緒に洗った
赤・青・黒・紺などの色が濃い衣類は、洗濯中に染料が出ることがあります。特に新品の衣類や、購入してから洗濯回数が少ない衣類は注意が必要です。
濃色のデニム、タオル、シャツなどは、白い衣類や淡い色の衣類と分けて洗うと色移りを防ぎやすくなります。
衣類を長時間ぬれたまま放置した
洗濯終了後に衣類を洗濯槽へ長時間残していると、ぬれた衣類同士が密着し、色が移る場合があります。
予約運転を使用するときも、洗濯終了後に長時間放置しない時間へ設定しましょう。運転が終わったら、できるだけ早く衣類を取り出してください。
水温が高すぎた
温度の高い水は洗浄力を高める場合がありますが、衣類によっては染料が流れ出やすくなることがあります。
お湯を使用できる温度は衣類によって異なります。自己判断で熱いお湯を使わず、洗濯表示に記載された上限温度を守ってください。
洗濯物を詰め込みすぎた
洗濯槽へ衣類を詰め込みすぎると、衣類が十分に動かず、洗剤や染料を含んだ水が均等に流れにくくなります。
すすぎが不十分になり、色移りだけでなく洗剤残りの原因にもなるため、洗濯機の説明書に記載された容量を守りましょう。
衣類に白い粉や洗剤のかたまりが付いている場合は、洗濯機で洗剤が溶け残る原因と対処法もあわせて確認してください。
白い衣類に色移りしたときの落とし方
白い衣類へ色が移った場合は、洗濯表示を確認したうえで、まず通常の洗剤を使って単独で洗い直します。
- 色移りした白い衣類だけを分ける
- 洗濯表示で水温や漂白剤の使用可否を確認する
- 衣類に適した洗剤を使用する
- 洗濯表示の範囲内の水温で洗い直す
- 色が残っていないか確認してから乾かす
洗い直しても色が残る場合は、洗濯表示で酸素系漂白剤を使用できることを確認し、製品に記載された使用量・水温・つけ置き時間を守って使用します。
白い衣類でも、素材やプリント、装飾によって漂白剤を使用できないことがあります。目立たない部分で確認し、変色や生地の傷みが心配な衣類はクリーニング店へ相談してください。
塩素系漂白剤は使用条件を確認する
塩素系漂白剤は、使用できる衣類が限られます。白い衣類であっても、洗濯表示で塩素系漂白剤を使用できない場合は使用しないでください。
色柄、金属製の装飾、ウール、シルクなどには適さない場合があります。使用するときは十分に換気し、手袋を着用して製品の説明書を守りましょう。
塩素系漂白剤を、酸性タイプの製品やほかの漂白剤と混ぜないでください。有害なガスが発生するおそれがあります。
色柄物に色移りしたときの対処法
色柄物は、漂白剤によって元の色まで薄くなる可能性があります。そのため、白い衣類より慎重な対処が必要です。
最初に色移りした衣類だけを分け、通常の洗剤で単独洗いします。洗濯表示で酸素系漂白剤を使用できる場合は、色柄物にも使える製品か確認してください。
使用前には目立たない場所へ少量を付け、元の色が変化しないか確認します。高価な衣類、デリケート素材、特殊な装飾がある衣類は、自宅で無理に処置せずクリーニング店へ相談しましょう。
時間がたった色移りは落とせる?
乾燥後や時間がたった色移りは、染料が繊維へ定着している可能性があり、洗濯直後より落としにくくなります。
何度も洗濯したり、漂白剤の濃度を自己判断で高くしたりすると、生地を傷めるおそれがあります。家庭で1回対処しても改善しない場合は、無理をせず専門のクリーニング店へ相談する方法が安全です。
色移りとほかの白い付着物を見分ける
衣類に付いたものが染料ではなく、洗剤の溶け残りやティッシュ、糸くずの場合もあります。状態によって対処方法が異なるため、洗い直す前に確認しましょう。
- ピンク・青・黒など、衣類に色が広がっている:色移りの可能性
- 白い粉や粒が付いている:洗剤の溶け残りの可能性
- 細かな白い紙が広範囲に付いている:ティッシュの可能性
- 繊維状のごみが付いている:糸くずの可能性
ティッシュを一緒に洗ってしまった場合は、洗濯機でティッシュを洗ったときの取り方をご覧ください。
洗濯による色移りを防ぐ方法
白い衣類と色物を分ける
最も基本的な対策は、白い衣類や淡い色の衣類と、濃い色の衣類を分けて洗うことです。
特に新品の衣類、デニム、赤や紺などの濃色衣類は、最初の数回を単独で洗うと安心です。
洗濯表示や注意書きを確認する
衣類のタグに「単独洗い」「色落ち注意」などの記載がある場合は、その指示に従ってください。
初めて洗う衣類は、目立たない部分を白い布で軽く押さえ、色が付かないか確認する方法もあります。強くこすらず、生地を傷めないよう注意しましょう。
洗濯終了後は早めに取り出す
運転終了後の衣類を洗濯槽へ放置すると、ぬれた衣類同士が密着します。洗濯が終わったら、できるだけ早く取り出して干してください。
洗濯機へ詰め込みすぎない
洗濯物の量が多すぎると、洗いやすすぎが不十分になりやすくなります。説明書に記載された容量を守り、衣類が動ける余裕を残しましょう。
適切な水温で洗う
高い水温が適さない衣類もあります。汚れを落としたい場合でも、洗濯表示の上限温度を超えるお湯は使用しないでください。
白い衣類と色物を一緒に洗う場合は、水中に出た染料を吸着する色移り防止シートを補助的に使用する方法もあります。
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色移り防止シートは、色移りを完全に防ぐものではありません。新品の衣類やデニムなど色落ちしやすい衣類は、シートだけに頼らず白い衣類と分けて洗ってください。使用枚数や使用方法は商品の説明に従いましょう。
クリーニング店へ相談した方がよい衣類
次のような衣類は、家庭で無理に処置すると、生地や色、形を損なう可能性があります。
- ウール・シルクなどのデリケート素材
- 家庭での洗濯ができない衣類
- 高価な衣類や大切な衣類
- プリント・刺しゅう・装飾がある衣類
- 乾燥後、時間がたっている色移り
- 一度対処しても改善しなかった衣類
相談するときは、いつ色移りしたか、何と一緒に洗ったか、使用した洗剤や漂白剤があるかを伝えると、状態を確認してもらいやすくなります。
まとめ
洗濯で色移りしたときは、衣類を乾かす前に分け、洗濯表示を確認して早めに洗い直すことが大切です。
- 色が出た衣類と色移りした衣類をすぐに分ける
- 乾燥機やアイロンを使用する前に対処する
- 洗濯表示で水温と漂白剤の使用可否を確認する
- 白物と色柄物で対処方法を分ける
- 異なる漂白剤や洗剤を混ぜない
- 落ちない場合や大切な衣類はクリーニング店へ相談する
普段から白い衣類と濃い色の衣類を分け、新品の色物は単独で洗うことで、色移りを防ぎやすくなります。



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