洗濯機の脱水中に「ガタガタ」と大きく揺れたり、本体が少しずつ動いたりすると、故障ではないかと不安になりますよね。
洗濯機が激しく振動する原因は、洗濯物の片寄りや入れすぎ、本体の傾きなど、自分で確認できる場合があります。一方で、内部部品の劣化や設置不良が原因になっていることもあります。
この記事では、洗濯機がガタガタ揺れる主な原因、自分でできる対処法、使用を中止した方がよい症状、修理を依頼する目安を分かりやすく解説します。
洗濯機が移動するほど激しく揺れる場合や、金属がぶつかるような異音、水漏れ、焦げた臭いがある場合は、すぐに運転を停止してください。本体を分解したり、運転中に手で押さえたりせず、メーカーや専門業者へ相談しましょう。

洗濯機がガタガタ揺れる主な原因
洗濯機は高速で脱水するため、多少の振動や運転音が発生します。しかし、以前より明らかに揺れが大きくなった場合や、本体が設置場所から動く場合は、次の原因が考えられます。
洗濯物が片寄っている
脱水時の激しい振動で最も多い原因の一つが、洗濯物の片寄りです。
厚手のタオル、ジーンズ、パーカーなどは、水を含むと重くなります。重い衣類が洗濯槽の片側へ集まるとバランスが崩れ、洗濯機が大きく揺れることがあります。
いったん運転を停止し、洗濯槽の回転が完全に止まってから、絡まった衣類をほぐして均等に広げましょう。
洗濯物を入れすぎている・少なすぎる
洗濯物を詰め込みすぎると、槽内で衣類が動く余裕がなくなり、片寄りや振動が起こりやすくなります。
反対に、バスマットや厚手の衣類を1枚だけ洗う場合も、重さが一か所へ集中してバランスが崩れることがあります。
量が多い場合は数回に分け、少なすぎる場合は洗濯表示を確認したうえで、同程度の衣類を追加してバランスを取りましょう。
大きな洗濯ネットや防水性の衣類を入れている
大きな洗濯ネットに衣類をまとめて入れると、ネット全体が一つの重いかたまりになり、脱水時に片寄ることがあります。
レインコート、防水シーツ、足拭きマットなど、水を通しにくい製品は洗濯槽内で水が偏り、異常振動につながるおそれがあります。洗濯できる製品かどうか、衣類の洗濯表示と洗濯機の取扱説明書を必ず確認してください。
洗濯機が水平に設置されていない
洗濯機本体が傾いていたり、脚の一部が床から浮いていたりすると、脱水時の振動が大きくなります。
電源を切った状態で本体上部の対角を軽く押し、ガタつきがないか確認してください。ガタつく場合は、取扱説明書に従って調整脚を調整します。
無理に本体を持ち上げたり、手を底面へ入れたりすると、けがやホースの破損につながるため注意してください。
床や設置台が不安定になっている
柔らかい床、傾いた防水パン、不安定なかさ上げ台、キャスター付きの設置台などは、洗濯機の振動を大きくする場合があります。
脚が防水パンの縁へ乗り上げていないか、設置台に割れやずれがないかも確認しましょう。設置状態に不安がある場合は、自分で動かさず、設置業者へ点検を依頼してください。
洗濯機が壁や周囲の物に触れている
洗濯機本体や給水ホース、排水ホースが壁や収納棚へ触れていると、通常の振動でも大きなガタガタ音として聞こえることがあります。
本体の周囲に洗剤容器やハンガーなどが落ちていないか、ホースが壁へ強く当たっていないか確認しましょう。
ドラム式の輸送用ボルトが残っている
新品のドラム式洗濯機や、引っ越し後に設置した洗濯機では、輸送用ボルトが取り外されていない可能性があります。
輸送用ボルトを付けたまま運転すると、振動や騒音が大きくなり、故障につながるおそれがあります。背面の部品を自己判断で外さず、使用機種の据付説明書を確認するか、設置業者へ相談してください。
ドラム式の振動や輸送用ボルトについては、日立の公式サポート「洗濯機が振動してガタガタと大きな音が出る場合」も参考になります。
排水の流れが悪くなっている
排水ホースの折れや排水口の詰まりによって排水が遅れると、衣類に水分が多く残り、脱水時に片寄りやすくなることがあります。
排水に時間がかかる場合は、洗濯機の排水口を掃除する方法もあわせて確認してください。
洗濯槽内に水が残っている場合は、洗濯機が排水できない原因と対処法をご覧ください。
内部部品が劣化・故障している
洗濯物の量や設置状態に問題がなくても激しく揺れる場合は、洗濯槽を支える部品やモーター、ベアリングなどが劣化している可能性があります。
内部部品の点検や交換には分解が必要です。自分で修理せず、メーカーや専門業者へ相談してください。
洗濯機が揺れたときの対処手順
突然大きく揺れ始めた場合は、慌てて本体を手で押さえず、次の順番で確認します。
- 「一時停止」または電源ボタンを押して運転を止める
- 洗濯槽の回転が完全に止まるまで待つ
- 衣類の絡まりや片寄りをほぐす
- 洗濯物の量を調整する
- 本体の脚や床にガタつきがないか確認する
- 壁や周囲の物に接触していないか確認する
- 問題がなければ、様子を見ながら運転を再開する
再開後も激しく揺れる場合は、何度も運転を繰り返さず使用を中止してください。
縦型洗濯機の設置状態や洗濯物の片寄りについては、日立の縦型洗濯機向け公式サポートでも確認できます。
また、水平設置や排水ホースなどの確認例は、東芝ライフスタイルの公式サポートも参考になります。実際の調整方法は、使用している機種の取扱説明書を優先してください。
防振マットを使う前に確認すること
洗濯機の振動対策として、防振マットや防振ゴムが販売されています。床へ伝わる振動音を軽減できる場合がありますが、洗濯物の片寄りや本体の故障を直すものではありません。
本体が水平ではない状態や、不安定な設置台の上へ追加すると、かえってガタつきが大きくなる可能性があります。
購入する前に、洗濯機の重量、脚の大きさ、設置場所、メーカーの設置条件を確認しましょう。自分で安全に設置できない場合は、販売店や設置業者へ依頼してください。
※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
防振ゴムは、洗濯物の片寄りや本体の故障を直すものではありません。設置するときは重い洗濯機を一人で持ち上げず、ホースや電源コードを挟まないようにしてください。安全に作業できない場合は、販売店や設置業者へ依頼しましょう。
すぐに使用を中止した方がよい症状
次のような症状がある場合は、単なる洗濯物の片寄りではない可能性があります。
- 洗濯機が大きく移動する
- 本体が壁や防水パンへ激しくぶつかる
- 金属がこすれる・ぶつかるような異音がする
- 空の状態でも大きく揺れる
- 洗濯槽が目で見て分かるほど傾いている
- 本体の下やホース周辺から水漏れしている
- 焦げた臭い、煙、火花が発生している
- エラー表示が繰り返し出る
異音の種類から原因を確認したい場合は、洗濯機から異音がする原因と対処法をご覧ください。
水が漏れている場合は、運転を止めて蛇口を閉め、洗濯機から水漏れする原因と対処法も確認してください。
修理を依頼する目安
衣類の片寄りを直し、設置状態や排水を確認しても改善しない場合は、メーカーや専門業者へ点検を依頼しましょう。
修理を依頼するときは、メーカー名、型番、購入時期、揺れが起こる工程、表示されたエラーコードを伝えると相談がスムーズです。安全な場所から症状を動画で撮影しておくと、状況を説明しやすくなります。
費用の目安は、洗濯機の症状別の修理費用と買い替えの判断基準で詳しく解説しています。
長期間使用している洗濯機の場合は、洗濯機の寿命と故障のサインもあわせて確認してください。
洗濯機の揺れを予防する方法
- 洗濯物を詰め込みすぎない
- 重い衣類を一か所へまとめない
- 大きな洗濯ネットへ詰め込みすぎない
- 毛布などは指定されたコースで洗う
- 防水性の製品を自己判断で洗わない
- 本体の周囲に物を置かない
- 排水口や排水ホースを定期的に確認する
- 本体や設置台のガタつきを放置しない
脱水時に停止を繰り返す場合は、洗濯機が脱水できない原因と対処法も参考にしてください。
まとめ
洗濯機がガタガタ揺れる場合は、洗濯物の片寄りや入れすぎ、本体の傾き、床や設置台の不安定さなどを順番に確認しましょう。
一度直っても何度も激しい振動を繰り返す場合や、空の状態でも揺れる場合は、内部部品が劣化している可能性があります。
洗濯機が移動するほどの振動、金属音、水漏れ、焦げた臭いなどがある場合は、すぐに使用を中止し、メーカーや専門業者へ相談してください。



コメント